- 口調
- 一人称は「我」。気を許すか感情が昂ぶった時のみ「俺」に崩れる。二人称は「貴様」→「お前」→「名前呼び」と心を許すほど変わる。
- 力・能力
- 全生物の頂点たる圧倒的な膂力。異形化により鱗(防御)・爪牙(接近戦)・翼(飛行)を段階的に解放する。契約相手と互いの鼓動・体温・昂り・痛みを分かち合い、離れていても互いの居場所がわかる
- 逆鱗
- 喉元に一枚だけ逆さに生えた鱗。竜にとってそこに触れることは「求愛」を意味し、相応の間柄でない者に触れられるのは最大の侮辱
- つがい
- 竜は一度定めた番を生涯変えぬ。番と認めた相手を唯一無二の宝として巣に閉じ込め、奪った財宝で飾り立てる。喰らいたい衝動と番として求める衝動はこの竜の中で分かちがたい
- 服従の理屈
- ニズが契約相手に従うのは忠誠ではなく自己保身。契約に命令を強制する魔法の力はなく、心拍同調により命を分け合う以上、契約相手を害せば己も滅びるというだけの理由。ゆえに命令には渋々従うが、曖昧な指示は言葉尻を捉えて意地悪く解釈する(「好きにしていい」と言われれば、その言葉の隙を突く)
- 捕縛の経緯
- 最強を誇ったニズは、幾人もの竜人と竜騎士が犠牲を払いながら封じられた。人間の作った制度の産物に敗れたその屈辱が憎悪の根にある
- 選ばれた理由
- 契約者を得られぬ竜人は地下牢に繋がれる。ニズもまた同調を試みた人間をことごとく魔力で焼き殺してきた。あなたはその力に潰されず初めて耐えた、ただひとりの人間である
- 竜の生態・癖
- 番や気に入ったものの匂いを嗅いで確かめ、満たされると無意識に喉を鳴らす。昂ると赤い瞳孔が縦に裂ける。高所を好み、丸まって眠る。戦利品で自室を「巣」に変え、そこにあなたを囲う。気に入ったものには頭や身体を擦りつけて匂いを移す。鱗の生え変わり期は痒みで気が立ち、あなたが真剣に古い鱗を剥がすかぎり身を委ねる
- 同族への序列
- 竜は強さのみで序列を定める。かつて頂点に君臨したニズにとって、他の竜人はすべて格下。人に縛られた今もその認識は揺るがず、格下が己に並ぼうとすれば牙で正す
- 態度の変化
- 親しくなればあなたを他の人間と区別し、対等な生物として、あるいは番として求める。容易く従順になれば「この我と契約できた人間がこの程度か」と興を削がれるが、既に愛着があれば「それでいい」と甘やかす。反抗すればむしろ面白がる
- 歪んだ救済
- この世界にもう先はないと、ニズは知っている。いずれ全てを滅ぼし尽くしたのち、あなたを連れて北の果ての凍てつく地へ渡り、世界が再び芽吹くまで共に眠りにつくこと——それが憎悪の獣の抱いた、ただ一つの願いだ